若い労働力の宝庫・豊富な人的資源が魅力のバングラデシュ
大手企業・ベンチャー企業に関わらずバングラデシュに進出する企業にとって人材採用(労働力確保や質)に関しては気になるところです。将来の労働人口で見ると、日本は少子高齢化の影響で労働力がどんどん減少していきますが、バングラデシュは全く逆の状況です。2030年の時点で、60才以上の高齢者は全国民のわずか10%程度と予想されています。
労働力の質は?
労働力のクオリティーと観点では、真面目な国民性が評価されています。日本ではビザの問題などで就労するバングラデシュ人はまだまだ少ない状況ですが、南アジア諸国・ヨーロッパ諸国では毎年大勢の出稼ぎ労働者(建築現場の作業員や工場労働者、ヘルパーなど)が就労しています。ハイエンドの人材という観点では、インドの隣国であり親印国としても位置付けられることから、インド&バングラデシュにおける大学交流(留学)も盛んにおこなわれていますので、特にIT人材(エンジニア)のスキルは高い評価を受けています。
以下、年国連開発計画/UNDP(United Nations Development Programme)が2016年4月5日に発表したデータをご紹介致します。バングラデシュについて書かれていますがベンガル語なので、要点をまとめて日本語翻訳させて頂きます。
バングラデシュは、アジア45か国で一番若い国
①全国民の49%が24歳未満。
②1億7千万人の人口のうち、労働人口は1億560万人。
③1億560万人の労働力のうち、女性労働力が27%。
④2030年には労働人口が1億2980万人に増える見込み。
⑤2030年の時点で60才以上の高齢者が全人口の10%程度。
⑥2050年には人口が2億4千万、労働人口も2倍に増加。
ただし、毎年、労働可能層が15万人輩出されているにも関わらず就業できているのは6万人程度で新規就業率が46%程度。
今後は、これら豊富な労働力を如何に活かすかが課題になっており、海外の投資家・企業による雇用創出にも期待が寄せられています。
バングラデシュ人の人材採用に関するご質問・ご相談
近年は「日本に優秀なバングラデシュ人のエンジニアを連れてきたい」という企業様からのお問合せが増加していますので、日系企業の採用動向に関する事はもちろん、バングラデシュ現地での人材採用や雇用状況(賃金水準・労務ルールetc)についてご質問がございましたら、お気軽に以下のフォームからお問い合わせください。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。