バングラデシュ中古車輸出ビジネス

バングラデシュの中古車輸出

バングラデシュの自動車輸出ビジネス

一般的に、一人当たりGDPが、1000ドルを超えると白物家電が普及し、3000ドルを超えると自動車が普及する目安と言われていますので、バングラの自動車市場について簡単にご紹介したいと思います。

ざっくりの解説になりますが、まずバングラデシュの自動車市場においては中古車が中心になります。新車もOKで、ディーラーもありますが関税がバカ高くてマーケットで流通しているのは中古車です。ちなみに、中古車は5年落ち未満でないと輸出ができません。

どんな車種がバングラでは売れてるの?

人気車種としては乗用車ではアリオン、プレミオ、アクシオ(5年落ちで600万円程度)。関税は排気量で累進課税になり最低税率が約155%で最高税率が600%。ワンボックスならハイエース、ファミリーカーならノア、ボキシィ、SUV(バングラではジープって言います)ではハリアーとプラドアリオンがとても人気です。アリオン??日本では「何その車種??」って感じのマイナーブランドですが、バングラでは大人気。

今後の中古車輸出マーケットは成長する?

これは自動車業界に限りませんが、2015年におけるバングラデシュ、1人あたりのGDPが1364ドルで右肩上がりの成長を持続しています。つまり中間層が増え、今までは高根の花だった富裕層向けの自動車が中間層(ローンを組む層も多いですが)でも買えるようになった点。

そして、首都のダッカ市内でさえ、電車という交通インフラがなく(ダッカから放射線状に地方へ伸びる長距離電車は一応あり)、相対的に、代歩工機としての自動車やバイクの需要が非常に高いという点。

この2点のマクロ的要素により今後も自動車マーケットは大きくなっていくと予想されます。ただ、もちろん競合も増加していますので、同時に業界内での戦略・戦術も重要なファクターになると思われます。

実際に事業を立ち上げてみてどんな感じ??

ちなみに弊社クライアントで、「a-MAX LLC」という会社さんがあります(実名公表を承諾頂いたます)が、こちらは2014年5月からバングラ中古車事業をスタート。弊社にて立ち上げのコンサルティングと現地販売ネットワークの構築、中古車の入札サポート、現地販売、販売後のフォローまで全ての業務をフルアウトソーシング形式でお世話させて頂いています。大手中古車輸出業者には全然適わないのですが、2015年は年間100台以上の輸出実績があり「スタートアップ」&「日本人100%オーナー」のカテゴリでは、お陰様で輸出台数が国内トップクラスです。事業基盤が確立できたので、今後は仕入れ機能の強化と販売の強化、在庫の流動性を高める、そしてファイナンスの強化etcを固め、更なる成長に向けて一緒に仕込みをしている段階です(2016年5月現在)。

実際にクライアントさんと一緒にやってみて課題だった点

①現地のトレンド把握

②決済に関する点

③競合環境の把握と差別化

④現地販売パートナーとの連携・信頼関係構築

この3点がクリアーできれば基盤作りはOK!あとは上記のような点をブラッシュアップしていけば!と言った感じです。

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