なぜ私はバングラデシュで会社をつくったのか?

投資家さんインタビュー

今回のブログは、クリエイティブ創業期で大変な時期に、とてもお世話になった方で、弊社の二人目となる投資家さん「キープレイヤーズ」の高野社長にバングラで会社を作った理由を含め、いろいろ書いていただきました。高野さんご協力ありがとうございます。

なぜ私はバングラデシュで会社を作ったのか?

バングラデシュといえば、途上国、アジア最貧国というのが一般的なイメージだと思います。

ユヌスさんのノーベル平和賞の話を聞いて、マイクロファイナンス、グラミン銀行の話を知っている方も多いと思います。さらに日本人起業家という意味ではマザーハウスの山口社長のバッグや本を通じて、バングラデシュを知った人もいると思います。私自身、バングラデシュといえば、貧しい国のイメージで、ひとりあたりの年収も675ドル/年というデータをみていましたので、これは相当ひどいなと思っていたのでした。

では、そんな私がなぜバングラデシュで会社をつくったのでしょうか?

大きく分けるとそのわけは三つです。

 

①国そのものが成長していること

過去10年のデータを調べてみたら、年間6%以上の成長をキープしており、リーマンショックの影響も特に受けずに成長しているバングラデシュ。日本で人材エージェントの会社をやってきた自分としては、成長というキーワードが大好きです。伸びているところで何かやりたかったという想いがありました。

 

②外資系企業が参入しやすいこと

投資という意味ではモンゴルや中国でもやっておりますし、ベトナム、インドネシア、カンボジア、タイ、ミャンマーなども検討したのですが、100%外資でも会社を作れることや設立して2年は法人税がないこと、土地の所有権が持てることなど、外国人である自分が勝負ができる要素があった。

 

③信頼できるビジネスパートナーが見つかったこと

アジアにチャンスがあることはわかってはいるものの、さてどうしたら良いのか?ひとりで外国でビジネスをするというのは難しいと感じていて、ビジネスパートナーを常に探しておりました。そんななかでお知り合いの豊田社長がカマルさんを紹介してくれて、お付き合いをしているうちに、この方とやろうと思いました。

 

リーバイスは、ゴールドラッシュのときに、金を堀るのではなく、金を掘りに行く人のためのジーンズを作って成功した。自分にとっては、そのゴールドラッシュが、インターネットでして、ネット業界向けの紹介業をやっております。成長するバングラデシュ☓○○、で何かを始めたいと考えました。その何かとは、「不動産」でした。次回は、何故不動産が良いのか?書かせていただきます。

 

株式会社キープレイヤーズ
代表取締役
高野秀敏