バングラデシュ不動産の現状 2014年 値下がりしたという噂は本当?

2014年のバングラデシュ不動産市場

本日は、イレギュラーですが、最近、以下のブログについて、「現状はどうなんでしょうか?」とうご質問を頂きますので、私なりの意見を書かせて頂きます。最初にお伝えしておきますが、これから書かせて頂きます内容は、私が分析した結果の見解ですので、どちらの意見が合っている、間違っているではなく、あくまで参考材料としてご覧ください。

 

@ブログの内容
http://ikeikeyouichirou.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

 

こちらのブログは、バリダラエリアの家賃高騰をはじめ電力問題が不動産業界に与える影響などバングラデシュの不動産市場について、とても分かりやすく説明されています。ブログを書かれている時期は2012/01/09なのですが、不動産投資については、クリエイティブは本業としてやっておりますので、その上で現時点の2014年5月12日の状況をご説明させていただきます。

 

こちらのブログが書かれたのは2012年1月で、おそらく市況については2011年のことを書かれていると思いますが、「マンションが売れなくなった時期があった」。こちらは事実です。

 

これは現在、バングラデシュで不動産ビジネスを検討されている投資家の方々には懸念材料になると考えられますので、その理由を書かせて頂きます。

マンションが売れなくなってしまった原因

要因としては大きく3つに分けられます。

 

①エネルギーインフラの不足
工業向けのエネルギー供給を優先するため、工業用以外の電気と都市ガスの供給を一時的に政府がストップ。これによりマンションは完成したものの、電気が通らないので売れない・・とういう現象が起きました(電気がないマンションを買う人なんかいませんよね 笑)既に、この問題は2012年の終わりくらいには解消されています。

 

②悪徳不動産会社の排除
建蔽率など建築基準を無視して違法建設を行う会社があり、それらに政府が事業停止という制裁を食らわし、業界的に金融機関からの融資ハードルが上がることで建設件数が減少→マンションの建設戸数が著しく落ちた。この影響で私が把握している情報では、2500棟程度のマンションが完成まで漕ぎ着けられなかった、売れなかった、資金回収できなかった・・という状態に陥ったと言われています。

 

③業界団体が減税目的のための口実として業界不況の情報を流した
バングラデシュにある不動産会社の共同体である「REHAB(real estate housing association of bangladesh)」がマンション購入印紙税と建設に必要とされる器機・原材料・重機などの税金を下げるための口実として【不動産市場の低迷】情報を流し、政府に圧力を掛けていた。政府に減税させるためには市場低迷の口実が一番効果的なので、要は、この共同体が、「不動産が売れなくなったから、もろもろ課税される税金を全て安くしてくれ!でないと、不動産市場が崩壊するよ」という意見を政府に投書したことで不安が広がりマンションが売れなくなった。政府は好調な不動産業界の税金類を軒並み上げようとしていたが、この情報が流れることで増税はなくなり、現状維持という結果になりました。

 

上記3つの要因が重なり、不動産市場が一時的に冷え込んだと言われています。
私、個人的に、①は市場の原理からして新興国においては、どの国にも同じことが言えると言えますが、視察に行かれた方はご存じだと思いますが、工業用だけでなく、住宅関連の電力供給においては2014年現在、飛躍的に解消されています。今後も原発が完成すれば、更にこの解消スピードは高まると予想されます。②と③は、どちらかというと市場原理よりは、政府の規制や業界団体が仕掛けた、所謂、人的要素が大きいと思われるので、今後同じようなことが起こり得る可能性は低いと考えています。

 

いかがでしたでしょうか?

 

もちろん、このブログを読んで、賛否両論あるかと思いますが、大切な資産なので、最終的には現地を見て、ご自身で信憑性のある情報をしっかり収集してから、バングラデシュの不動産投資を始められることをお勧めします。

 

手前味噌で大変恐縮ですが、弊社は、現在、とても良好な投資家の皆様や企業様からのご支援で成り立っているため、トラブルは絶対に起こしたくありません。投資を検討されている方々には、私が持つ情報網を活用したアドバイスをしっかり行った上で、サポートを行いますのでお気軽にご相談ください。※トラブルを避けるため、無理な不動産購入はお勧めしていません。バングラデシュという国を好きになって頂き、その国の成長や可能性を感じて頂いた方だけ、ビジネスを展開して頂きたいというのが、私の本音です。(個人的なお願いですいませんが私もバングラデシュ人としての誇りを持っておりますので・・)

 

これからも信頼と誠実さを第一に、皆さんのお力になれるよう頑張って参ります。長文になりましたが、お読み頂き、ありがとうございました。

 

今月も16日から、不動産視察で8名の方とご一緒させて頂きます。現地で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

 

視察に新規で行きたい方は、随時、問い合わせを受け付けておりますので、ご相談ください。

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